待ち侘びているから

2人

地球に来る前のどこかの惑星(ホシ)で

約束してたんだ

また巡り合うこと

 

僕はぜんぶ覚えてるんだ

君の匂いも

肌の熱も

 

だからこそ

どんな困難な道も歩いてこれた

意地悪な出来事もこなしてきた

 

もうそろそろ

僕を思い出して

別の人に出会って

別れて傷ついたとしても

どうか心配しないで

君の「本当」は今ここで君がくるのを

待ち侘びているから

 

 

1人

この地球(ホシ)で見上げる宇宙(そら)はどこか

おぼろげで遠くとも

懐かしく煌めく

 

僕はずっと思い出すんだ

君のしぐさも

髪の柔らかさも

 

僕にとっては

どんな素敵な出会いも無意味だった

美しい誘惑もこなしてきた

 

もうそろそろ

遊びあきた頃

別の誰かといて

いつもどこか満たされなくても

どうか傷つかないで

君の「片割れ」は今ここで君の目覚めを

待ち侘びているから

 

もうそろそろ

目を覚ます頃

別の誰かと恋して

本物だなんて錯覚しても

どうか思い出して

君の「本物」は今君の目の前で

君が気付くのを待ち侘びているから

待ち侘びているから

 

written by Risa Taosaka